キリムの普段のお手入れ
一週間に一回程度は、掃除機でホコリやゴミを吸い取ること。
一年に1〜2回、外に干してホコリをはたいたり、しっかりしぼった雑布で表面をキュッキュと拭く。そうすると、ウールの艶が出てさっぱりとした“表情”を見せてくれます。
1.キリムは水洗いで
キリムは基本的には天然染料を使っているので洗うと色が出る。湯をかけるとにじむので、必ず水で洗うこと。
シルク、ウール共に水で充分に落ちる。風呂場で広げて踏み洗い、又はブラシで洗う。
2.ウールには塩を
塩は色落ちを防ぎ、自然な色に仕上げてくれる。
目安の量は、ウールキリム(1畳大) = ウール用洗剤大サジ 2〜 3杯+塩大サジ 2〜 3杯。中性洗剤は色がにじみ出るので禁物です。
3.シルクには酢を
酢も色落ちを防ぎ、しなやかに仕上げてくれる。
酢の量の目安は、シルクキリム(1畳大) = ウール用洗剤大サジ 2杯+酢大サジ 1杯。中性洗剤は禁物です。
4.できれば陰干しで
洗い上げたら、形を整えて干す。できれば陰干しが好ましい。
ギャッベとラグの普段のお手入れ
掃除機をこまめにかけること。よほど汚れた場合は、キリムと同じだが、掃除機をこまめにかけるだけで、殆どの汚れやホコリはとれます。
1.汚れ取りにも塩が重宝
紅茶、コーヒー、インクなどこぼしたら、すぐに汚れの上に塩をかぶせて水気を吸わせる。乾いた布でつまんで取除き、下に乾いた布、上に濡れた布を当てて上からたたいて拭きとる。小さいキリムなら、すぐ水で洗うのが一番です。
2.ドライクリーニングは避けましょう
キリムの素材は、ウール、シルク、コットンの天然素材で、染料も基本は天然。ドライクリーニングは化学薬品を使って汚れを落とすので、薬によってウールやシルクが弱くなったり、色が落ちたりすることがある。できるだけ水で洗うこと。